売手市場は続きますか?
Justy様
こんにちは。いつも読んでいます。
私は留学を控えた4年目の弁護士ですが、最近ヘッドハンターから頻繁に電話があります。私は直近で転職の予定はないのですが、留学後には考えたいなと思っています。昨今の求人の多さから法曹界の景気が良いことは分かるのですが、2−3年後も同じ状態だと思いますか。プロの市場感を教えて下さい。
これからの弁護士より
これからの弁護士様
ご質問ありがとうございます。
2019年5月現在、弁護士を採用したいと考えている事務所や企業は多く、転職希望者にとってはより望ましい市場環境です。法律事務所は自分たちのビジネスの調子が良いため増員を検討しているケースがほとんどです。2−3年後も一定数の求人はあると思いますが、彼らが求める年次は常に2−5年目で変わらないため、先生個人にとっての市場環境は変わってしまうと思います。
企業による弁護士の採用は、予防法務(リスク管理)を真剣に考える経営陣が増えているためか以前よりも活発です。業績が良くて資金に余裕があるから弁護士を採用出来ている、という見方も出来ますが、リスク管理は会社にとって重要なファンクションとして認識され始めており、仮に2−3年後景気が減速したとしても当該分野の採用を控える、とは簡単にはならないのではと推測しております。
選択肢が多いから、もしくは少ないから転職・移籍が成功、失敗するわけではありません。納得できるだけの情報収集と自分自身への「何を優先したいのか」の問いかけを行い、しっかり次のステップを踏み出して下さい。我々が皆様のキャリアアップの一助になれれば幸いです。
Justy
More
Newsletter Vol.1 「ヘルスケア弁護士の実態」
ヘルスケア業界の弁護士採用についてニュースレターを作成しました。ヘルスケア業界に興味がある方、弁護士採用を検討されている企業の方、是非ご覧くださ …
続きを読む⟶